寒い季節になると気になるのがインフルエンザ。予防接種をしてもかかるという噂もあり、接種を迷っている人も多いのではないでしょうか? 予防接種を受けてもかかる確率、その理由、予防法などについて厚労省などの発表を交えてまとめました。
スピーチのポイント
インフルエンザの予防接種は意味ないのでは? ワクチンって効くの? という人の本音に迫る問いかけから始めます。 疑念に対して感覚値ではなく、厚労省や大学病院の研究データなど権威性のある話題を持ってくることで、スピーチの質を高めます。11月〜3月頃まで長く使える朝礼ネタです。
1.インフルエンザの予防接種を受けてもかかる割合・確率は?
ツカミで注意を引き、説得力のあるネタで感心してもらい、オチで行動を促すと、質の高いスピーチになります。 下段の1分・3分例文と合わせて参考にしてください。
1-1.ツカミ:インフルエンザの予防接種を受けてもかかる割合
- インフルエンザの予防接種を受けても、インフルエンザにかかる割合は概ね50%
- 国内外様々な研究がなされている
- 実は、厚労省もはっきりと「インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません」と言っている
- インフルエンザの予防接種は発病の確率を減らす、発病後の重症化や死亡リスクを減らすためのもの
インフルエンザワクチン接種によるインフルエンザ発症予防効果
0~15歳:1回接種で68%、2回接種で85%
16~64歳:1回接種で55%、2回接種で82%
65歳以上:34~54%
平成9-11年度厚生科学研究「インフルエンザワクチンの効果に関する研究」
平成12-14年度厚生科学研究「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究」
現行のインフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません。しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
厚生労働省「平成30年度インフルエンザQ&A」
1-2.ネタ:なぜ、インフルエンザ予防接種の効果は低いのか?
- インフルエンザ予防接種の効果が低い理由の一つは、インフルエンザウイルスの種類が多いこと
- インフルエンザウイルスはA型、B型、C型の3種類があり、流行の原因になるのは主にA型とB型
- A型は144種類あり、B型は2種類
- その年に流行しそうなインフルエンザウイルスの種類を予測して、A型、B型、それぞれ2種類の合わせて4種類に対応するワクチンを作る
- ウイルスは毎年少しずつ変異すること、製造期間が6ヵ月あり予測が外れることなどから予防接種を受けてもインフルエンザにかかるケースがある
- インフルエンザは予防が大切
- 手洗い・うがい、休養やバランスの良い食事をとる、人混みを避ける、マスクを着用する、加湿器を使うなどして適度な湿度を保つ
- インフルエンザの流行は、咳やくしゃみなどの飛沫感染によるところが大きい
- 咳エチケットを守り、罹患した場合は感染力がなくなるまで外出しないこと
- 予防接種を受けた場合は罹患しても高熱が出ないことがあるので、ただの風邪と勘違いして撒き散らさないことが大切
1-3.オチ:自分のためにも周りのためにも日々の予防から
- インフルエンザにかかると辛く、症状が治まっても体力が完全に回復するまでには時間がかかる
- まずは手洗い、うがい、食事、睡眠など、しっかりと予防をすることが大事
2.1分スピーチ例文【インフルエンザ予防接種】
おはようございます。
いよいよインフルエンザが気になる季節がやってまいりました。
予防接種を受けてもかかるといった話もありますが、実際、様々な研究を総合すると、ワクチンを打ってインフルエンザにかかる確率は50%ほどあるそうです。
その理由の一つは、インフルエンザウイルスの種類が多いことだと考えられています。
146種類ある中から、その年に流行しそうな4種類を予測して選びワクチンを作るそうですが、ウイルスは毎年少しずつ変異するため、予防接種を受けてもインフルエンザにかかるケースがあるようです。
インフルエンザの予防には、手洗い・うがい、休養やバランスの良い食事をとる、適度な湿度を保つなど、まずは基本的なことを守ることが大切です。
そして、少しでもおかしいと感じたら休養をとる、医療機関にかかるなど自分はもちろん、周囲にも迷惑をかけないようにしたいと思います。
それでは、今日も寒さに負けず頑張りましょう!
3.3分スピーチ例文【インフルエンザ予防接種】
おはようございます。
いよいよ冬の本格到来という感じになってきましたが、これからの季節、気になるのはインフルエンザではないでしょうか?
予防接種を受けてもかかるといった話もありますが、実際、国内外様々な研究を総合すると、ワクチンを打ってインフルエンザにかかる確率は50%ほどあるそうです。
実は、厚労省もはっきりと「インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません」と言っています。
インフルエンザの予防接種は、発病の確率を減らすもの、発病後の重症化や死亡リスクを減らすためのものと考えた方が良いようです。
ではなぜ、インフルエンザ予防接種の効果は低いのでしょうか?
その理由の一つは、インフルエンザウイルスの種類が多いことだと考えられています。
インフルエンザウイルスはA型、B型、C型の3種類があり、流行の原因になるのは主にA型とB型です。
さらにA型は144種類、B型は2種類ある中から、その年に流行しそうなインフルエンザウイルスの種類を予測します。
そして、A型、B型、それぞれ2種類の合わせて4種類に対応するワクチンを作るというのが現在の方法です。
しかし、ウイルスは毎年少しずつ変異する上に、製造に6ヵ月かかり予測が外れることもあるため、予防接種を受けてもインフルエンザにかかるケースがあります。
インフルエンザは、やはり予防が大切です。
手洗い・うがい、休養やバランスの良い食事をとる、人混みを避ける、マスクを着用する、加湿器を使うなどして適度な湿度を保つなどまずは基本的なことを守ること。
そしてインフルエンザの流行は、咳やくしゃみなどの飛沫感染によるところが大きいため、咳エチケットを守り、罹患した場合は感染力がなくなるまで外出しないことが大事です。
また予防接種を受けた場合は、罹患しても高熱が出ないことがあるので、ただの風邪と勘違いして撒き散らさないことも大切になります。
一度インフルエンザにかかると辛く、症状が治まっても体力が完全に回復するまでには時間がかかります。
まずは手洗い、うがい、食事、睡眠など予防に努め、少しでもおかしいと感じたら休養をとる、医療機関にかかるなど自分はもちろん、周囲にも迷惑をかけないようにしたいです。
それでは、今日も寒さに負けず頑張りましょう!
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