2019年11月朝礼ネタの例文【小春日和とはいつ?国民の4割が間違う使い方と季語】仕事で使える雑学

「3月とは思えないほど暖かな小春日和の今日、無事卒業を迎えることが…」この使い方、間違いということをご存知でしょうか? 実は国民の4割が間違っているという小春日和の意味。 文化庁の見解を交えながら、正しい使い方を紹介します。

スピーチのポイント

11月〜12月の暖かな日にぴったりなスピーチネタです。冒頭を問題形式にして、聴衆の関心を一気に惹きつけます。その後の解説では「文化庁」という公的機関をあえて持ち出すことで、説得力を持たせることができます。ただの知識披露に終わらない、聴衆を納得させる上質なスピーチとなるでしょう。

1.小春日和とはいつ?国民の4割が間違っている使い方

下段の例文を参考にしつつ、スピーチのポイントと構成を頭に入れましょう。

1-1.ツカミ:春には使えない?

  • 小春日和とはいつのことを指す?
  • 春の季語ではない

1-2.ネタ:11月〜12月の季語

晩秋から初冬の頃の,穏やかで暖かな天気のことです。「春」という言葉が使われていますが,春の天候ではありません

文化庁広報誌 ぶんかる
  • 「晩秋から初冬の頃」「春ではない」とはっきりと書かれている
  • 陰暦10月を表す言葉でもあり、俳句の季語としても使われる
  • 陰暦10月は現在の11月から12月上旬
  • 冬の始まりにもかかわらず、春のように暖かいという意味で使う
  • 「国語に関する世論調査」によると、小春日和を春先の時期と答えた人が約4割
  • 正しい意味の初冬と答えた人が約5割
  • 10代、20代では誤答の方が多く、30代で正しい回答がやや上回る50代、60代では約6割が正しく理解しているなど世代間での理解の差も大きい
  • ただし最近では小春日和の正しい意味を理解した上で春先に使うケースも増えている

1-3.オチ:柔軟に変化していくことも大切

  • 言葉の正しい意味や使い方を理解しておくことは大切
  • 一方で言葉はコミュニケーションツールであり時代によって変化することもある
  • 正しさに固執するのではなく時には柔軟に変化、対応することも大切
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2.1分スピーチ例文【小春日和】

おはようございます!

昨日は11月とは思えないような小春日和でしたね。

(少し間を空ける)

という今、私が話した「小春日和」という言葉の使い方、正しいと思いますか?

(聴衆に尋ねるように。少し間を開ける)

はい、正しいです。(笑)

実は世論調査によると、「小春日和」の意味を、正しく「初冬」と答えた人は約5割、間違いの「春先の時期」と答えた人は約4割にも及んだそうです。

文化庁の広報サイトには「晩秋から初冬の頃」「春の天候ではありません」とはっきりと書かれています。

ただし最近では、小春日和の正しい意味を理解した上で、あえて春先に使うケースも増えているそうです。

社会人として、言葉の正しい意味や使い方を知っておくことは大切なことですが、言葉はコミュニケーションツールであり、時代によって変化することもたくさんあります。

仕事でも、正しさをベースに時に柔軟に変化、対応していきたいと思います。

それでは今日も1日頑張りましょう!

3.3分スピーチ例文【小春日和】

おはようございます!

昨日は11月とは思えないような小春日和でしたね。

(少し間を空ける)

という今、私が話した「小春日和」という言葉の使い方、正しいと思いますか?

(聴衆に尋ねるように。少し間を開ける)

はい、正しいです。(笑)

実は「小春日和」という言葉の意味を誤解している人は多く、「国語に関する世論調査」によると、小春日和を正しい意味である「初冬」と答えた人は約5割、間違いである「春先の時期」と答えた人は約4割にも及んだそうです。

特に10代、20代では誤答の方が圧倒的に多く、30代で正しい回答が誤答をやや上回り、50代、60代では約6割が正しく理解しているなど、世代間格差が大きい言葉となっています。

文化庁の広報サイトには、小春日和とは「晩秋から初冬の頃の,穏やかで暖かな天気のことです。『春』という言葉が使われていますが,春の天候ではありません」とはっきりと書かれています。

なお、「小春日和」とは、陰暦10月を表す言葉でもあり、俳句の季語としても使われることもあるようです。

陰暦10月は、現在の11月から12月上旬でまさに今の時期。

冬の始まりにもかかわらず、春のように暖かいという意味で使うのが、本来の正しい使い方になります。

ですので、「3月とは思えないほど暖かな小春日和の今日」などと言うと、人によっては怪訝な表情をされるかもしれません。

ただし最近では、小春日和の正しい意味を理解した上で、あえて春先に使うケースも増えているそうです。

私たちは社会人として、言葉の正しい意味や使い方を知っておくことはもちろん大切です。

一方で、言葉はコミュニケーションツールであり、時代によって変化することもたくさんあります。

例えば「全然、何々でない」と否定の言葉とセットで使われきた「全然」も、最近では「全然、大丈夫」のように、肯定的な意味を持たせる使い方も一定の市民権を得てきています。

今回「小春日和」という言葉を通して、正しい使い方を理解した上で、正しさばかりに固執するのではなく、時には柔軟に変化、対応することも大切ということを学びました。

仕事を進めていく上でも、正しさと柔軟な変化と両方を意識していきたいと思います。

それでは今日も1日頑張りましょう!

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