日経トレンディが2019年ヒット商品ランキングを発表しました。ベスト30を見ながら、ビジネスパーソンの視点を踏まえた朝礼ネタに仕上げました。例文と併せてご活用ください。
スピーチのポイント
ホットな時事ネタをビジネスパーソンらしい切り口で考察することで、聴衆の関心を引きます。 仕事のヒントとなるような、上質な朝礼ネタとして披露しましょう。
1.日経トレンディ2019ヒット商品ランキングのポイント
ツカミ、ネタ、オチの全体の流れを押さえつつ、下段の1分・3分スピーチの例文を見ると、頭に入りやすくなります。
1-1.ツカミ:日経トレンディ2019ヒット商品ランキングを見ましたか?
- 11月1日日経トレンディから2019年の「ヒット商品ベスト30」が発表された
- 1位はワークマン、2位はタピオカ、3位はPayPay、4位はラグビーW杯2019日本大会、5位は令和&さよなら平成
- 30位までのラインナップを見てみると2019年ならではの共通項が見えてくる
1-2.ネタ:2019年ヒット商品ランキングのポイントはコンセプトと時流
- 日経トレンディのヒット商品ランキングは、前年の10月から当年の9月の間に発表、発売された商品などが対象
- 売れ行き、新規性、影響力の3点から評価、決定される
- 2019年ベスト30のポイントは「コンセプト」と「時流」
- 1位のワークマンは、作業服の開発で培った高機能低価格の衣類を、近年の流行に乗せてアウトドア用ファッションとして売り出して成功
- ほぼ同じ技術や製品を、作業服からアウトドア用品とコンセプトを変え、アウトドアブームに乗せた
- 2019年8月の売上高は前年比で約60%、店舗数はユニクロを超えた
- 2位のタピオカも1990年代初頭に一度流行しており、ど新規の商品ではない
- タピオカ流行の理由は複数とされる
- タピオカミルクティー発祥の春水堂(チュンスイタン)が2013年に日本に上陸した
- 華やかな見た目でインスタブームとも相性が良かった
- もともと台湾スイーツやお茶がブームだった
- お茶とモチモチ食感の物を同時に飲むドリンクという斬新な「コンセプト」が各ブームという「時流」にマッチして爆発的な流行
- 3位のPayPayは、ほぼ「時流」だが、支払いをスマホで行うという新しい「コンセプト」の普及に一役買った
- 10位の“持ち運べる扇風機”が「コンセプト」のハンディーファン。
- 置いて使うものだった扇風機をおしゃれなウェアラブルアイテムに。
- 猛暑という「時流」にもマッチ
- 15位の大粒ラムネは、大きさを1.5倍にしただけだが、「大人向けラムネ」というコンセプトが大ウケ。
1-3.オチ:既存のものから思わぬヒントを得られる
- 斬新な企画や先進的なアイデアは素晴らしいが、難しく外すリスクも高い
- 無理に奇をてらおうとするのではなく、普段の仕事や生活からヒントを探るのも良い
2.1分スピーチ例文【日経トレンディ2019ヒット商品ランキング】
おはようございます。
先日、日経トレンディから発表された、2019年の「ヒット商品ベスト30」を見て、私は2019年ならではの共通項があるように思いました。
それは、「コンセプト」と「時流」です。
例えば、1位のワークマンは、ほぼ同じ製品・技術を作業服からアウトドア用品とコンセプトを変え、アウトドアブームに乗せたことで成功しています。
2位のタピオカは以前から日本にあった商品ですが、インスタブーム、台湾スイーツやお茶ブームなど「時流」にマッチして爆発的な流行をしました。
個人的に興味深いのが、15位の大粒ラムネです。
従来のラムネの大きさを1.5倍にしただけですが、「大人向けラムネ」というコンセプトが大ウケしました。
今回の事例を通して、普段の仕事や生活の中にも、ヒット商品の思わぬヒントが隠されているかもしれないと思いました。
それでは今日も1日頑張りましょう!
3.3分スピーチ例文【日経トレンディ2019ヒット商品ランキング】
おはようございます。
先日、日経トレンディから発表された、2019年の「ヒット商品ベスト30」を見ましたか?
1位はワークマン、2位はタピオカ、3位はPayPay、4位はラグビーW杯2019日本大会、5位は令和&さよなら平成という内容でした。
この30位までのラインナップを見ていると、2019年ならではの共通項があるように思いました。
日経トレンディのヒット商品ランキングは、前年の10月から当年の9月の間に発表、発売された商品などが対象で、売れ行き、新規性、影響力の3点から評価、決定されます。
そして、2019年ベスト30のポイントは、「コンセプト」と「時流」だと考えました。
例えば、1位のワークマンは、作業服の開発で培った高機能低価格の衣類を、近年の流行に乗せて、アウトドア用ファッションとして売り出して成功しています。
既存とほぼ同じ技術や製品を、作業服からアウトドア用品とコンセプトを変え、見事にアウトドアブームにマッチさせた例です。
ワークマンの2019年8月の売上高は前年比で約60%伸び、店舗数はユニクロを超えたそうです。
2位のタピオカも1990年代初頭に一度流行しており、全く新規の商品というわけではありません。
今回のタピオカ流行の理由は複数あると言われています。
タピオカミルクティー発祥の春水堂(チュンスイタン)が2013年に日本に上陸したこと、華やかな見た目でインスタブームとも相性が良かったこと、数年前から台湾スイーツやお茶がブームだったこと、などです。
お茶とモチモチ食感の物を同時に飲むドリンク、という斬新な「コンセプト」が各ブームという「時流」にマッチして爆発的な流行をしたと考えても良いのではないでしょうか?
3位のPayPayに関しては、ほぼ「時流」ですが、支払いをスマホで行うという新しい「コンセプト」の普及に一役買ったと言えます。
わかりやすい例が、10位の“持ち運べる扇風機”が「コンセプト」のハンディーファンです。
置いて使うものだった扇風機をおしゃれなウェアラブルアイテムにして、猛暑という「時流」にもマッチしました。
また個人的に興味深いのが、15位の大粒ラムネです。
従来のラムネの大きさを1.5倍にしただけですが、「大人向けラムネ」というコンセプトが大ウケしました。
斬新な企画や先進的なアイデアは素晴らしいですが、難しく、外すリスクも高いです。
無理に奇をてらおうとするのではなく、普段の仕事や生活の中からヒントを探るのも良いと思いました。
それでは今日も1日頑張りましょう!
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