読書の秋と言うけれど、どの本を選べば良いかわからない…そんな方のために読んだ直後から仕事で役に立つオススメの一冊をご紹介します。 朝礼スピーチネタとしてもそのまま使えるので、一石二鳥ですよ。
スピーチのポイント
よくスピーチでは「最近、読んで良かった本は●●です。なぜなら…」と本のタイトルを言い、内容を紹介する、という流れになりがちです。
今からご紹介するスピーチでは、最初に本の中に出てくるインパクトのあるエピソードを出し、聴衆の興味を一気に惹きます。
「へぇ〜」「面白そうだな」と思ったところで、本のタイトルを言うことで、本のタイトルも中身も印象に残り、“あなたのスピーチで読みたくなった本”として、聴衆の脳に刻まれることを狙っています。
1.読書の秋 仕事に役立つおすすめ本
ツカミ、ネタ、オチのポイントを順序よく押さえて、自分の言葉で話すのが、最も自然なスピーチです。下段の1分・3分スピーチ原稿も参考にしてください。電車の中でもサクッと読めます!
1-1.ツカミ:僻地の料理店が大繁盛している理由
- ベトナムの郊外に料理店があった
- わざわざタクシーで足繁く通う人もいるほど人気店だが、特別におもてなしが良いとか料理がおいしいなどではない
- 大繁盛している理由は?
1-2.ネタ:人気店の秘密は店主の伝え方
食事が終わる頃、店主が出て来てこう言った
はじめて来たあなただけ、特別なデザートに変更します。貴重なフルーツで、この店にあるのはこれが最後の1つです。
佐々木圭一「伝え方が9割」ダイヤモンド社,2013
- お客さんは一瞬にしてこの料理店のファンとなった
- しかし、“最後の1つ”のはずの特別なデザートを食べていると、隣のテーブルにも“最後の1つ”のデザートが運ばれて来た
- 厨房には“最後の1つ”のフルーツが山積みされていた
- このお客さんこそが、国内外で数々の受賞歴を持つコピーライター・佐々木圭一さんで、料理店のエピソードは著書「伝え方が9割」に出てくる
- 本の内容はタイトル通り、ものごとは伝え方次第で結果が180度変わるというもの
- 普通なら「また来てくださいね」と言いたくなるところを「あなただけに特別なデザートをあげる」とすることで、筆者の心を動かした
- 本書にはこのように具体的なエピソードや例を交えながら、仕事や実生活ですぐに使える言葉の使い方や選び方がふんだんに盛り込まれている
- 例文だけでなく、自分が伝えたい内容を伝わりやすいように言語化していく方法、手順までが簡潔に示されている
- ビジネスパーソンは読んで絶対に損はしない1冊
- 文字も大きめ、イラストも多めなので1日で読めるのも魅力
1-3.オチ:相手の気持ちを考えた言葉選びを
- ストレートに気持ちを伝えるのも良いが、自分の都合を押し付けていなかったかと反省する機会に
- 相手の気持ちをよく考えて発言することで自分にもメリットがあると心得た上で、気持ちの伝え方や言葉の選び方には気をつけていきたい
2.1分スピーチ例文
おはようございます!
読書の秋ということで、皆さまにおすすめの本をご紹介する前に、一つ問題です。
ベトナムの郊外に特別に料理が美味しいわけでもないのに、わざわざタクシーで通う人もいるほどの人気店がありました。
人気の理由は何でしょうか?
(一呼吸おく)
実はこのお店では、初めて訪れたお客様全てに「あなただけ、特別なデザートに変更します」と言って、豪勢なデザートプレートを出していたのです。
お客さんは一瞬にして心を掴まれる…それが人気の秘密でした。
これは「伝え方が9割」という本で紹介されているエピソードで、ものごとは伝え方次第で結果が180度変わるという内容が書かれています。
本書には、仕事ですぐに使える言葉の使い方がふんだんに盛り込まれているので、ぜひ読んでみてください。
私も今まで以上に相手の気持ちをよく考えて、言葉の選び方には気をつけていきたいと思います。
3.3分スピーチ例文
おはようございます!
本日は読書の秋ということで、皆さまにおすすめの本をご紹介したいと思います。
と、その前に一つ問題です。
ベトナムの郊外にある料理店がありました。
繁華街からは車で行くしかないような場所であるにもかかわらず、わざわざタクシーで足繁く通う人もいるほどの人気店です。
しかし、特別に建物が豪華とか、おもてなしが良いとか、料理がおいしいとかいう訳ではありません。
この店が大繁盛している理由は何でしょうか?
(一呼吸おく)
このお店での食事が終わる頃、店主が出て来てこう言いました。
はじめて来たあなただけ、特別なデザートに変更します。貴重なフルーツで、この店にあるのはこれが最後の1つです。
そして実際に豪勢なデザートプレートが置かれ、お客さんは一瞬にして、この店のファンとなりました。
ここからが面白いところなのですが、そのお客さんが、最後の1つのはずの特別なデザートを食べていると、隣のテーブルにも、最後の1つのデザートが運ばれて来たのです。
そして厨房を覗くと、最後の1つのフルーツが山積みされていました。
このお客さんこそが、国内外で数々の受賞歴を持つコピーライター・佐々木圭一さんで、著書「伝え方が9割」でこのエピソードが紹介されています。
本の内容はタイトル通り、ものごとは伝え方次第で結果が180度変わるというものです。
普通なら「また来てくださいね」と言いたくなるところを、「あなただけに特別なデザートをあげる」とすることでお客さん、つまり佐々木さんの心を動かしたという実体験がユニークに書かれています。
本書にはこのように、具体的なエピソードや例を交えながら、仕事や実生活ですぐに使える言葉の使い方や選び方がふんだんに盛り込まれています。
例文だけでなく、自分が伝えたい内容を伝わりやすいように言語化していく方法、手順までが簡潔に示されているので、ビジネスパーソンは読んで絶対に損はしない1冊です。
文字も大きめ、イラストも多めで、1日で読めるのも魅力なので、ぜひ読んでみてください。
ストレートに気持ちを伝えるのも良いですが、自分の都合を押し付けていなかったかと反省する機会にもなりました。
相手の気持ちをよく考えて発言することで、自分にもメリットがあると心得た上で、気持ちの伝え方や言葉の選び方には気をつけていきたいと思います。
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