坊主(法師)も走るほど慌ただしいから、12月は「師走(しわす)」と言う…慣れ親しんだ由来は近年では俗説で当て字であると言われています。「師走」の本当の由来を辿ると、仕事や生き方とも関係することがわかってきました。
スピーチのポイント
冒頭で常識を覆し、聴衆の心を掴みます。 本当の由来を伝えながら、自然と仕事のモチベーションアップに繋がるよう決意を表明します。
1.仕事へのモチベーションに繋がる「師走(しわす)」の本当の由来
ツカミ、ネタ、オチの流れ、 下段の1分スピーチ例文も参考に、朝礼を乗り越えましょう!
1-1.ツカミ:「師走(しわす)」の由来は?
- 12月の別名「師走(しわす)」と言えば、「坊主(法師)も走るほど慌ただしい様子が由来」として知られているが、研究者の間では俗説とされている
- 「師走(しわす)」という漢字も当て字
- 未だに確実な由来はわかっていないが、万葉集にヒントがあると考えられている
- 万葉集では「十二月」と書いて「しはす」と読んだ
1-2.ネタ:「しはす」とは「仕事をし果たす」という意味
- 「し」は「終い(しまい)」「為す(なす)」、「はす」は「果たす」の意味
- 「し果たす」で「しはす」となったと言うのが現在の見解
- 年の最後である12月に、為すべきことを果たすという意味になる
1-3.オチ:「師走」は
- 今までは「師走(しわす)」と聞くと、忙しい、慌ただしいことをイメージしていたが、今後は「自分の仕事を果たす」と捉えられる
- 残り少ないが、しっかりとすべきことを果たしたい
2.1分スピーチ例文
おはようございます!
12月は普段は走らないお坊さんも走るほど慌ただしい、ということから「師走(しわす)」という由来がよく知られています。
しかし、この話は研究者の間では俗説とされ、教師の「師」に「走る」と書く漢字も当て字と言われています。
現在由来として一番有力な説が、万葉集に出て来る漢字で「十二月」と書いて、「しはす」と読むものです。
「しはす」の「し」は「終い(しまい)」や「為す(なす)」の意味、「はす」は「果たす」の意味と考えられています。
「し果たす」で「しはす」。
つまり、1年の終わりである12月に、為すべきことを果たすという意味になります。
今までは「師走(しわす)」と聞くと、忙しい、慌ただしいことをイメージしていましたが、師走の本当の由来を知ったことで、今後は「自分の仕事を果たす」と捉えられそうです。
今年も残り少ないですが、しっかりと自分のすべきことを果たしたいと思います。
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