明治天皇、大正天皇、昭和天皇と呼ぶのは問題ありませんが、先代の上皇陛下を「平成天皇」と呼ぶのは失礼にあたります。大人の教養として、身につけておきたいものです。
1.平成天皇の正しい呼び方は「上皇陛下」
ツカミ、ネタ、オチのポイントを順序よく押さえて、自分の言葉で話すのが、最も自然なスピーチです。時間のない方は、例文をそのまま活用してください。
スポンサーリンク1-1.ツカミ:「平成天皇」と呼んではいけない
- 平成天皇と呼んでは失礼にあたる
- 正しい呼び方は「上皇陛下」もしくはお名前を含めた「明仁(あきひと)上皇」「明仁上皇陛下」
1-2.ネタ:「元号+天皇」は崩御(ほうぎょ)された後の呼び名
- 「元号+天皇」は諡(おくりな)のため、ご存命の上皇に対する呼び名としてふさわしくない
- 諡とは、生前の功績を称えて付けられる名前。「贈り名」とも言う
- 元は中国で始まった風習で、8世紀頃日本に伝えられ、主に高貴な身分の人に付けられた
- 「一世一元」制となった明治以降は、元号が天皇の諡
1-3.オチ:自分で真実を検証
- 「昭和天皇だから、平成天皇」と、以前がこうだからと思考停止状態で、迂闊な言動を取ってはいないか?
- 時代が変わるタイミングは、新たな気づきを得るチャンスも多い
- 惰性で踏襲するのではなく、真実を検証したり、自分なりに考えて能動的に行動していきたい
2.1分スピーチ例文
おはようございます。
令和時代となりましたが、先代の天皇を「平成天皇」と呼ぶのは失礼だと知っているでしょうか?
正しい呼び方は「上皇陛下(じょうこうへいか)」です。
なぜなら「元号+天皇」と言うのは諡(おくりな)だからです。
諡とは、生前の功績を称えて亡くなった方に贈られる名前のことで、明治以降は、元号が天皇の諡となりました。
そのため、ご存命の上皇に対して「平成天皇」と言うのはふさわしくありません。
この話は私にとっても大きな気づきを与えてくれました。
明治天皇、大正天皇、昭和天皇と来ているのだから、平成天皇と思うのは自然なことだと思います。
ただ、普段から、以前がこうだからと当然今回もこうだろうと思考停止状態で、迂闊な言動を取ってはいないだろうかと見つめ直す機会になったからです。
惰性で踏襲するのではなく、自分で真実を検証したり、考えて能動的に行動していきたいと改めて思いました。
それでは本日も頑張りましょう!
3.3分スピーチ例文
おはようございます。
天皇が代わり、令和時代を迎えたわけですが、先代の天皇を「平成天皇」と呼んではいないでしょうか?
明治天皇、大正天皇、昭和天皇と言うのは問題ありませんが、先代の陛下に対して「平成天皇」と呼ぶのは失礼にあたります。
うっかり使わないよう、気をつけてください。
平成時代の天皇の正しい呼び方は「上皇陛下(じょうこうへいか)」もしくは、お名前を含めた「明仁(あきひと)上皇」「明仁上皇陛下」です。
なぜ、「平成天皇」と言ってはいけないのでしょうか?
それは、「元号+天皇」と言うのは、諡(おくりな)だからです。
諡とは、生前の功績を称えて亡くなった方に贈られる名前のことで、見慣れない漢字一文字で書かれますが、贈り物の意味で「贈り名」と呼ばれています。
ルーツは中国で、8世紀頃日本に伝えられ、主に高貴な身分の人に贈られました。
一世一元制(いっせいいちげんせい)となった明治以降は、元号が天皇の諡となったので、「平成天皇」と言う呼び名は、ご存命の上皇に対する呼び名としてふさわしくありません。
余談ですが、日本経済新聞電子版が平成30年7月から平成31年4月まで、当時の天皇陛下や皇后陛下に関するコラムを1週間に一度のペースで公開していました。
そのタイトルも「平成の天皇と皇后」と、「平成」と「天皇」の間に「の」がきちんと入っています。
日本経済新聞電子版で一部が読めますので、気になる方は読んでみてください。
現段階で平成天皇と呼ばない、という話は私にとっても大きな気づきを与えてくれました。
明治天皇、大正天皇、昭和天皇と来ているのだから、平成天皇と思うのは自然なことだと思います。
ただ、普段から、以前がこうだからと当然今回もこうだろうと思考停止状態で、迂闊な言動を取ってはいないだろうかと見つめ直す機会になったからです。
惰性で踏襲するのではなく、自分で真実を検証したり、自分なりに考えて能動的に行動していきたいと改めて思いました。
今のように、時代が変わるタイミングには、新たな気づきを得るチャンスも多いと思います。
今日は「新しい気づき」を意識して過ごしてみてはいかがでしょうか?
それでは本日も頑張りましょう!
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