2019年の流行語大賞「ワンチーム」。日本列島を熱狂させたラグビー日本代表の活躍、そして「ワンチーム」という言葉から感じられる前向きな印象を考えても、ふさわしい選出だったのではないでしょうか。スポーツはもちろん、仕事の現場でも応用できる「ワンチーム」をテーマにした朝礼ネタを紹介します。
スピーチのポイント
2019年、日本中を熱狂させたラグビー日本代表のスローガン「ワンチーム」をテーマにしたホットな朝礼ネタです。客観的な考察から、自分たちの日々の仕事に繋がるスピーチに仕上げました。
スポンサーリンク1.「ワンチーム」を朝礼ネタにするポイント
話の流れ(ツカミ・ネタ・オチ)を確認してから、下段の1分・3分スピーチ例文を読むと頭に入りやすくなります。
1-1.ツカミ:2019年の流行語大賞「ワンチーム」とは?
- 文字通り「一つのチーム」
- 和の精神を重んじる日本人にも馴染みやすい言葉
- しかし既存の「和の精神」とは少し異なる意味を持つ
1-2.ネタ:「ワンチーム=チームのためなら何でもする」ではない
- 日本の「和」「チーム」という言葉には、時に個人の犠牲を伴う組織の維持というニュアンスが含まれる
- ラグビーにおける「ワンチーム」は、違いを尊敬・尊重した上で、チームとして最上の結果をもたらすという意味
- 元々は人種隔離政策「アパルトヘイト」により国民が分断されていた南アフリカのラグビー代表チームが掲げたスローガン「ワンチーム・ワンカントリー」に由来する
- 国籍、言葉、文化・宗教的背景、体格などが違うラグビーの選手たちが一つのチームとして大きな成果を上げるには、まず違いを理解し、尊敬・尊重し合うことが必要
- コンタクトスポーツと言っても全員が巨漢だったら勝てるという訳ではない
- 小さくてすばしっこい選手、正確なパスを出せる選手、キックの精度が高い選手。それぞれ必要であり、互いに良さを理解することでチームとて最上の結果が生まれる
1-3.オチ:会社組織もワンチームで
- 個人個人違いがあることは、組織としての強み
- まずは相手を知り、自分のことも知ってもらえるようコミュニケーションを取っていきたい
2.1分スピーチ例文
おはようございます!
2019年の流行語大賞が「ワンチーム」に決まりました。
「ワンチーム」とは文字通り、「一つのチーム」という意味ですが、既存の「和の精神」とは違った意味を持っていると感じています。
時に個人の犠牲を伴ってでも組織を守るというニュアンスが含まれる「和の精神」と違い、ラグビーにおける「ワンチーム」は、「お互いの違いを尊敬・尊重した上で、チームとして最上の結果をもたらす」という意味が強いです。
異なる国籍、言葉、文化、宗教、体格などの中で、一つのチームとして大きな成果を上げなければならないラグビーならではこそ、生まれた考えかもしれません。
しかしラグビーの「ワンチーム」の考えは、会社の組織にも応用できると思います。
個人個人の違いは、考え方によっては組織としての強みとも言えるのではないでしょうか。
強みを見つける第一歩としてまずは、コミュニケーションを取ることを意識したいと思います。
3.3分スピーチ例文
おはようございます!
2019年の流行語大賞がラグビーW杯のスローガン「ワンチーム」に決まりました。
ワンチームとは文字通り、「一つのチーム」という意味です。
和の精神を重んじる日本人にも馴染みやすい言葉ではないでしょうか。
しかし、この「ワンチーム」という言葉には、既存の「和の精神」とは違った意味を持っていると感じています。
日本の「和」「チーム」という言葉には、時に個人の犠牲を伴ってでも組織を守るというニュアンスが含まれることがあります。
そして、それを美徳する文化もあり、それはそれで素晴らしい文化だと思います。
一方で、ラグビーにおける「ワンチーム」は、「お互いの違いを尊敬・尊重した上で、チームとして最上の結果をもたらす」という意味が強いです。
「ワンチーム」という言葉は元々、人種隔離政策「アパルトヘイト」により国民が分断されていた南アフリカのラグビー代表チームが掲げたスローガン「ワンチーム・ワンカントリー」に由来します。
南アフリカはラグビー強豪国であったにもかかわらず、アパルトヘイトにより国際的な制裁を受け、W杯に出場することができませんでした。
その後、アパルトヘイトが廃止されてようやくW杯に出場できた南アフリカが掲げたスローガンこそが「ワンチーム・ワンカントリー」です。
ラグビー日本代表を見てもそうですが、国籍、言葉、文化・宗教的背景、体格などが違うラグビーの選手たちが一つのチームとして大きな成果を上げるには、まず違いを理解し、尊敬・尊重し合うことが必要不可欠です。
いくらラグビーがコンタクトスポーツと言っても、全員が巨漢だったら勝てるという訳でもありません。
小さくてすばしっこい選手、正確なパスを出せる選手、キックの精度が高い選手。それぞれ必要であり、互いに良さを理解することでチームとて最上の結果が生まれるのではないでしょうか。
会社の組織も同じだと思います。
個人個人違いがあることは、考え方によっては組織としての強みとも言えます。
ただ、違いを知り、尊重するには違いをよく知ることが大切です。
まずは相手を知り、自分のことも知ってもらえるようコミュニケーションを取ることを意識したいと思います。
それでは今日も1日頑張りましょう!
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