1.日本一愛される男の歴史が刻まれた日
ツカミ、ネタ、オチのポイントを順序よく押さえて、自分の言葉で話すのが、最も自然なスピーチです。時間のない方は、例文をそのまま活用してください。
1-1.ツカミ:日本一愛される男にまつわる日
- 日本一、さらに世界的に愛されている男がいる。
- 私も大好き。
- 誰でしょう?
- 今日、3月1日はそんな男の歴史が刻まれた日
1-2.ネタ:その男とは福沢諭吉
- 日本一愛される男…それは福沢諭吉。
- 福沢諭吉が日刊新聞『時事新報(じじしんぽう)』を創刊したのが、明治15年(1882年)3月1日。
- すでに多くの新聞が発刊されていたが、政治的な主張がメインの『政党紙』と営利目的の『娯楽紙』に大別されていた
- 社会の平穏と幸福のためであれば、政治も経済も学問も道徳も等しく届けるという理念で
- 『時事新報』を発刊
- 『独立自尊』や『独立不覊(ふき)』など、自分を持つことや他に依存しない大切さを説いてきた福沢諭吉らしい、創刊の理念
1-3.オチ:自分の良さを認め、活かそう
- 『独立自尊』や『独立不覊(ふき)』という言葉は、単に他人に依存せず、独力(どくりょく)だけで物事を進めなさい、という意味ではない
- 自分の考えに基づいて、能動的に行うことは大切だが、それと同時に自分の尊さや品格を守ることも大切という教え
- 私たちはそれぞれ、自分にしかない強みを持っている
- その強みを出し合えば、新しいアイデアが生まれたり、より良い仕事ができるようになるのではないか?
- 今日、3月1日は自分の良さを認めること。それをチームや会社のために活かすこと。それをちょっと意識したい
2.1分スピーチ例文
おはようございます。今日、3月1日は、日本一愛される男の歴史が刻まれた日です。
私も大好きな福沢諭吉が『時事新報(じじしんぽう)』という新聞を創刊したのが、明治15年(1882年)3月1日です。
『政党紙』や『娯楽紙』ばかりだった当時、福沢諭吉は、社会のためになる情報を等しく届ける、という理念で創刊しました。
『独立自尊』や『独立不覊(ふき)』などを説いてきた福沢諭吉らしいと思います。
ところで、これらの言葉は、単に独力(どくりょく)だけで物事を進めなさい、という意味ではありません。
それと同じくらい、自分の尊さや品格を守ることも大切という教えです。
私たちはそれぞれ、自分にしかない強みを持っています。それを出し合えば、より良い仕事ができるのではないでしょうか?
今日、3月1日は自分の良さ、存在の尊さを認め、チームや会社のために活用することを意識して仕事に取り組みたいと思います。
3.3分スピーチ例文
おはようございます。今日は3月1日ということで、また新たなスタートを切りたいところですが。実は、今日3月1日は、日本一愛される男の歴史が刻まれた日です。
日本一、いや世界的にも愛されていると言っても過言ではありません。もちろん私も大好きですし、ここにいる皆さんもおそらく大好きだと思います。
誰だと思いますか?
日本一愛される男…それは福沢諭吉です。好きですよね?もし、好きじゃなかったら後で持って来てください。私が責任を持って受け取ります。
さて、福沢諭吉が日刊新聞、『時事新報(じじしんぽう)』を創刊したのが、明治15年(1882年)3月1日です。
当時、すでに多くの新聞が発刊されていましたが、政治的な主張がメインの『政党紙』と営利目的の『娯楽紙』に大別されており、中立の立場で広く国民に情報を届けるという性質を持った新聞は、まだありませんでした。
そこで福沢諭吉は、社会の平穏と幸福のためであれば、政治、経済、学問、道徳など分野を問わずに情報を等しく届ける、という理念で『時事新報(じじしんぽう)』を創刊したのです。
『独立自尊』や『独立不覊(ふき)』など、自分を持つこと、他に依存しない大切さを説いてきた福沢諭吉らしい、創刊の理念です。
ところで、『独立自尊』や『独立不覊(ふき)』という言葉は、単に他人に依存せず、独力(どくりょく)だけで物事を進めなさい、という意味ではありません。
自分の信念や考えに基づいて、能動的に行動することは大切ですが、それと同等、もしくはそれ以上に自分の尊さや品格を守ることも大切という教えです。
近年、経済成長の鈍化や人口減少など、国の元気がなくなりつつある中で、元々遠慮がちな国民性も合わさり、自虐的なことを面白がる風潮があります。
バラエティーとして、そうした楽しみも必要ですが、行き過ぎると自信を失なったり、自ら行動しようという意欲がなくなってしまい兼ねません。
私たちはそれぞれ、自分にしかない強みを持っています。その強みを出し合えば、新しいアイデアが生まれたり、より良い仕事ができるようになるのではないでしょうか
今日、3月1日は自分の良さ、存在の尊さを認めること。それをチームや会社のために活用すること。今日は、それを意識して仕事に取り組みたいと思います。